2010年 11/27 脳挫傷の後遺症「発語障害」と向き合う [日記]

私は毎朝起きたら先ず最初におっくんの所に行きます。 まだベッドに横になってはいるものの、8時には寝るおっくんの起床時間は早いので、既に起きている状態です。 必ず毎朝起きたら先ず行く理由は、おっくんに『おはよう』を言わせる事が目的です。 脳座礁の後遺症なのか、或いは交通事故前から服用していた心療内科の薬の影響なのか判断出来ないのですが、発語がなかなか上手く行かず聞き取るのに非常に苦労している状況です。 事故後、声が出せるようになった当初ははっきり聞き取れる滑舌だったのに、後退した結果になりました。 原因は断言こそ出来ないのですが、やはりブログでも以前から書いているように救命救急から最初に転院した病院で意識不明に近い段階からリハビリし、機能向上した後に転院した病院がリハビリ不足だった事だけは明らかです。 とは言うものの諦めてる場合ではないので、自宅でも家族が支えて努力あるのみ! 私と同じように母もしつこいくらい言葉をゆっくり、はっきり言わせるように毎日おっくんにトレーニングしています。 そんな中で母が気づいたのですが、舌がきちんと動かせるか動かせないかで、言いやすい言葉と発語しづらい(聴く側も聞き取れない)言葉とがあると知りました。 つまり、やたら何でもかんでも言わせようとしても、おっくんには非常に難しすぎて無理があるという事になってしまうのです。 もちろん、それでも母もリハビリの先生も様々な言葉を発語させていますが、本人にとって『言いやすい言葉』を確実に言えるようにしてあげる事で自信に繋がると考えているのです。 さて、母が気づいた発語しやすい言葉とは何か。 以下がそれに該当します。 『あいうえお』『なにぬねの』『まみむめも』 早速リハビリの先生に聞いてみたところ、この気づきは正しいとの事でした。 また、舌が発語に大きな影響を与える事も合っているとの事。 『お母さん、よく気づきましたね。実は赤ちゃんが喋れるようになる過程でも同じように言いやすいのは、あいうえお、なにぬねの、まみむめも、なんですよ』と説明されたそうです。 そう意識して自分でも発語してみると確かに舌が正常に動かせなくても言えるんだなぁと実感しました。 …と、まぁ新しい発見に気合いも新たにおっくんと一緒に話す練習です! 朝から『おはよう!』 寝る前に『おやすみ!』 日々の会話が大切。 自宅で介護できる大きなメリットは家族がいつも話しかける事ができて、介護される側も気持ちを伝える機会が増える事に他ならないと思います。
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匿名

初めまして。実は私どもの子供も千葉の病院でお世話になっておりました。先日、高次脳機能障害や遷延性意識障害といった患者の在宅での生活についてインターネットを検索していたとこと、たまたまこちらのブログをみつけ、興味深く拝見させていただいたところ、病院でもおみかけしていた方だと気づきました。私どもの子供は、こちらの病院でとても意識状態が改善された(とはいっても、身内からみたらの改善程度かもしれませんが)と、感謝しておりますし、他の病院では考えられない位の関わりを持ってくださっていました。私たちは、ほぼ毎日病院の方へ通っていましたので、おっくんさんの様子も何度も御見かけしました。canaさんは、おっくんさんの機能が落ちてしまったのを、千葉の病院いたことだと、何度も書かれていらっしゃいましたね。リハビリに関しては、確かに少ないんじゃないかと感じることもありました。しかし、その分病室でもリハビリをして下さっているのを私どもは見てきました。リハビリは、そもそも私たち家族が一緒になって行なうことが大切だと思ってやってまいりました。canaさんがこちらの病院のことを、あまりよく書かれていないことに対し、正直腹立たしいとさえ感じております。病院のせいにする前に、ご自分たちの関わりはどうであったのかを考えて頂きたいものです。こういった書き方をされますと、今後こちらに入院させたいと考えていらっしゃる方々にも誤解を与えることになるかと思います。こちらの名前も申し上げず失礼は招致ですが、そういった避難するようなお言葉は遠慮して頂きたいものです。
by 匿名 (2010-11-29 16:57) 

cana

匿名さん

コメント頂きまして、ありがとうございます。
更新が遅く、返信が遅れまして申し訳ありませんでした。

おっしゃられるとおり、病院の話の前に先ずは家族である自分達自身を顧みる必要があったと反省させられました。
また、同じ時期に入院していらしたとの事。
どこかでお目にかかる機会があったかと思います。
大変ご無沙汰しております。

千葉の病院はスタッフも素晴らしく今もリハビリ(病室での日常のものを除く)以外の事には何一つ不満はありません。
また、事故後、千葉の病院に転院する前の毎日の病院通いが祟り、母が千葉の病院の時期に心臓を手術したりと、通えない時期にも担当看護師の方を中心にとても献身的に対応頂けた事には感謝しても足りない思いです。

ですが、私はこのブログには事実だけを書きたいと思っています。
それは匿名さんが書かれているように、今後うちのケースと似たような境遇、~若くして事故に遭い、父親が他界し介護者は同居の母のみ、かつ母も働きながらの介護で姉の私は仕事が忙しい…~、という方が読まれた時に似た境遇で何があったのか(受傷した家族とどう頑張っていくか)、について事実を誇張した内容にしたら意味がないと考えているからです。

ちなみに、千葉の病院が長すぎた(看護師によるリハビリではなく、専門のリハビリを受けられなかった事)が今の機能低下に繋がったという話は、千葉の直後に転院したリハビリ病院の主治医から入院したての頃に受けた指摘でもありました。

私達家族は機能低下を感じていましたが、医師から改めて指摘されてショックでもあり、匿名さんが書かれているように自分達自身を顧みて今も非常に反省している次第です。

その為、匿名さんのご指摘を踏まえつつも、今後も必要があれば本件に触れない訳には行きません。

このブログに限らず、インターネットや口コミの情報は一つの意見(書いた人の個々の事情を踏まえた私見)に過ぎない事は言うまでもなく、読んで頂いた皆さんには情報の一つと捉えて頂ければ幸いです。

また、匿名さんが読まれて気づかれた点や千葉の病院の情報に限らずシェアする事によって読む皆さんに有用なノウハウなどありましたら今後ともご教示頂ければ、私の一つのケースに固定したブログをより有益な情報の場に出来るかと思います。

ご気分を害されたことにお詫びしつつ、ご理解頂ければ幸いです。
今後ともよろしくお願い致します。
by cana (2010-12-03 11:30) 

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