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2011年1/5 謹賀新年 ~お正月を我が家で~ [日記]

あけまして、おめでとうございます。

滞りがちなブログの久々の更新となりました。

年末年始、所用で家を留守にしていた私ですが、おっくんは無事に自宅で家族と年を越す事ができました。

在宅での訪問マッサージや通所リハビリも暮れのギリギリまで根気よく続けています。

今日は年始最初の訪問リハビリを受けた際の写真をアップします。

寝たきりだった頃を思えば信じられない進歩です。いつもなら嫌々やっているリハビリですが、今日はカメラを構えたので笑顔でサービススマイルをくれたおっくんでした[るんるん]

近頃ほんとにリハビリやマッサージを嫌がって「お母さん、お母さん・・・」を繰り返し、先生方を困らせる事が多くて大変です。

それでも諦めずに続けてくださる先生方には本当にいつも頭が下がります。

早く自力で歩けるようになるよう祈るばかり。。。

IMG_3517加工済み.jpg 

笑い話(家族にとっては笑えないのですが[ふらふら])、ノンアルコールビールを飲ませていたせいで、それがクセになってしまったのか、最近私の顔を見ると呂律がまだ回らない状態ですが「お姉ちゃん、ビール・・」と言います。

「今日はうちにビールの買い置きがないから明日買って来てあげるね」と言うと、すぐに頭を縦に振って頷くポーズをするのですが、10秒後にはすっかりリセットされたかのように、また同じ事を繰り返します。「お姉ちゃん、ビール・・」なので私が「この寒い夜にお姉ちゃんにビールを買いに行けって催促する気?!」と言うと、声を出して大笑いするから、こっちまで笑ってしまいます[わーい(嬉しい顔)]

高次脳の後遺症の現れなのでしょうが、お互い根気勝負!を感じます。頑張らなければ[パンチ]

しかし、これが私が出勤後の昼間にも続くと言うので、母はかなりグロッキー。

夜7時半に就寝のおっくんに間に合うように早く帰宅できた時には、夜の部の「お姉ちゃん、ビール・・」に付き合う今日この頃なのでした・・・[もうやだ~(悲しい顔)][ビール]

 


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2010年 12/4 後れ馳せながら退院祝い [日記]

おっくんが退院してから日も経ってしまいましたが、家族みんなの仕事やら何やら日程調整できたので、ささやかな退院祝いをしました。

事故前に行きつけだったイタリアンにお願いして前菜とパスタをテイクアウト。懇意だったソムリエからプレゼント頂いたシャンパンのダブルマグナムボトル(通常の4本分!)も空ける事に……。
但し、おっくんは心療内科の服薬があるのでノンアルコールで乾杯となりましたが[ビール]
おっくん的にはノンアルコールか否か分からないし、本当にご機嫌でニコニコしっぱなし。
嬉しくて仕方ない気持ちが表情からも分かります。

こういうように、家族がみんな集まる賑やかな場は良い刺激を与えると思います。

つい先日、初めての訪問マッサージを受けましたが、マッサージの先生曰く、後遺症の残ってしまった右足が柔らかいから、スパンを短くしてマッサージすれば歩けるようになりますよ、との事。
事実、初めてマッサージを受けた今週の水曜日の翌日、車椅子からベッドへ移る際、手すりを掴んで誰の介助も受けずに一人で横になる事が出来ました。
リハビリも大切ですが、それだけではなく、マッサージもとても効果がある事を実感しました。
硬直した足首を柔らかくする事が大切なのだと。

先生のやり方を倣って、母も日中同じようにマッサージするようにしているので、より効果が上がっているのかも知れません。

早速、来週から週3日、1回あたり30分程度ですが、訪問マッサージを依頼する事にしました。

動画が上手く撮れたらブログにその様子をアップしようと思います。

今回の退院祝いは座椅子にみんなで何とか座らせて、というように車椅子から座椅子まで、かなり力のいる介助を行いましたが、いつかマッサージの先生の言うように歩けるようになる日が来ればいいな、と思います。


2010年 11/27 脳挫傷の後遺症「発語障害」と向き合う [日記]

私は毎朝起きたら先ず最初におっくんの所に行きます。 まだベッドに横になってはいるものの、8時には寝るおっくんの起床時間は早いので、既に起きている状態です。 必ず毎朝起きたら先ず行く理由は、おっくんに『おはよう』を言わせる事が目的です。 脳座礁の後遺症なのか、或いは交通事故前から服用していた心療内科の薬の影響なのか判断出来ないのですが、発語がなかなか上手く行かず聞き取るのに非常に苦労している状況です。 事故後、声が出せるようになった当初ははっきり聞き取れる滑舌だったのに、後退した結果になりました。 原因は断言こそ出来ないのですが、やはりブログでも以前から書いているように救命救急から最初に転院した病院で意識不明に近い段階からリハビリし、機能向上した後に転院した病院がリハビリ不足だった事だけは明らかです。 とは言うものの諦めてる場合ではないので、自宅でも家族が支えて努力あるのみ! 私と同じように母もしつこいくらい言葉をゆっくり、はっきり言わせるように毎日おっくんにトレーニングしています。 そんな中で母が気づいたのですが、舌がきちんと動かせるか動かせないかで、言いやすい言葉と発語しづらい(聴く側も聞き取れない)言葉とがあると知りました。 つまり、やたら何でもかんでも言わせようとしても、おっくんには非常に難しすぎて無理があるという事になってしまうのです。 もちろん、それでも母もリハビリの先生も様々な言葉を発語させていますが、本人にとって『言いやすい言葉』を確実に言えるようにしてあげる事で自信に繋がると考えているのです。 さて、母が気づいた発語しやすい言葉とは何か。 以下がそれに該当します。 『あいうえお』『なにぬねの』『まみむめも』 早速リハビリの先生に聞いてみたところ、この気づきは正しいとの事でした。 また、舌が発語に大きな影響を与える事も合っているとの事。 『お母さん、よく気づきましたね。実は赤ちゃんが喋れるようになる過程でも同じように言いやすいのは、あいうえお、なにぬねの、まみむめも、なんですよ』と説明されたそうです。 そう意識して自分でも発語してみると確かに舌が正常に動かせなくても言えるんだなぁと実感しました。 …と、まぁ新しい発見に気合いも新たにおっくんと一緒に話す練習です! 朝から『おはよう!』 寝る前に『おやすみ!』 日々の会話が大切。 自宅で介護できる大きなメリットは家族がいつも話しかける事ができて、介護される側も気持ちを伝える機会が増える事に他ならないと思います。
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2010年 11/24  介護の邪魔するつもりではなかった・・・ [日記]

今日は、おっくんの不可思議な執拗な行動について分析してみた話を書いてみます。

具体的にどういうシチュエーションで、どういう行動か・・・・・・ 

食事介助中に、おっくんが急に食べさせている向かい合った母親の邪魔をするかのように動かせる左手を出して介助の邪魔をすることがあります。それもかなり頻繁に。

まさに食べさせている最中にも関わらず、おっくんは何も考慮せずにまさに傍若無人な振る舞い。

度重なると母も疲れてイライラと怒ったりしています。

食べさせようとスプーンに食べ物を乗せて口に運ぼうとすると、おっくんが身体を前によじりながら動かせる左手を上半身ごと前に伸ばし、母にもたれかかる・・・その繰り返しです。

最初のうちは、「だめよ、ちゃんと食べている時は集中しなさい」くらいに諭している母も、徐々にフラストレーションが溜まって行き、5回10回と繰り返す頃には諭すよりも怒っている、という日々のループにハマって行くのです。

これでは介護の苦労も増すばかり。

そんな様子を傍から見ていてふと感じたのは、「もしかしたら、おっくんは何か別な事をやろうとしているのではないだろうか?」という事でした。

おっくんは事故前からずっと優しいタイプなので、母が困っていたり、私が本気で怒ったりすると本当にうつむいて反省し、家族に迷惑をかけてしまった自分を実感しています。

では何故・・・? これも脳挫傷の後遺症で高次脳機能障害の現れの一つなのか・・・?

ふと、偶然気づいたのですが、どうやらおっくんは食事介助をしている母を邪魔している訳ではなく、自分の手元から離れた場所に置かれた、あるモノに手を伸ばしていたのでした。

では、その「あるモノ」とは?

「あいうえお50音の文字盤」です。

手に届くところに置いてあげると、文字盤を素早く引き寄せて、指さしながら伝えたい事を伝えるのです。

例えば「〇〇姉ちゃんはいつ来るの?」とか。

なので、文字盤をすぐに手の届く場所に置いてみました。

すると、30秒に一度くらいの従来と変わらぬペースで手を伸ばし、そのペースは母の食事介助の妨げのスパンと一致しました。

つまり、健常な人なら誰しも家族と話しながら食事をするように、おっくんも食事中に何か伝えたくなっていただけなのだと分かったのです。

気づいてあげるのに時間がかかっちゃって、ごめんね。。。

よくよく注意して観察していれば気づくことだったのだと思います。

こういう事は、介護に集中している立場の人よりも、傍で見ている時間の長い人ほど気づけるのかも知れません。

同じように気づけていない、もっとたくさんの事に気づいてあげたいと思いました。


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2010年 11/19 「あしあと」の感じ方 ~母と私の違い~ [日記]

11/1付けで介護タクシー不足について書いたブログに対して、レイさんから戴いたコメントに「あしあと」が書かれていました。

http://brother-agent.blog.so-net.ne.jp/2010-11-01

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「あしあと」

ある夜、わたしは夢を見た。

わたしは、主とともに、なぎさを歩いていた。
暗い夜空に、これまでのわたしの人生が映し出された。
どの光景にも砂の上にふたりのあしあとが残されていた。
一つはわたしのあしあと、もう一つは主のあしあとであった。

これまでの人生の最後の光景が映し出されたとき、
わたしは、砂の上のあしあとに目を留めた。
そこには一つのあしあとしかなかった。
わたしの人生でいちばんつらく、悲しい時だった。
このことがいつもわたしの心を乱していたので、
わたしはその悩みについて主にお尋ねした。

「主よ。わたしがあなたに従おうと決心したとき、
あなたは、すべての道で、わたしとともに歩み、
わたしを語り合ってくださると約束されました。
それなのに、わたしの人生のいちばんつらい時、
ひとりのあしあとしかなかったのです。
いちばんあなたを必要をしたときに、
あなたが、なぜ、わたしを捨てられたのか、わたしにはわかりません。」

主は、ささやかれた。
「わたしの大切な子よ。わたしは、あなたを愛している。
あなたを決して捨てたりはしない。ましてや、苦しみや試みの時に。
あしあとがひとつだったとき、わたしはあなたを背負って歩いていた。」

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私は読んですぐに自分自身を投影して涙がポロポロと出て来て、その旨をコメントで返信しました。

ブログは一定期間溜まったり、シェアしたい情報がある時に母にも読ませているのですが、母がこの「あしあと」を読んだ時に私と全く異なる反応をしたので、その事を書こうと思います。

以前、「涙は自分のためにしか流れない」と聞いた事があり、私は結構その事を信じていました。

例えば悲しい映画を観た時の涙は自分自身を主人公に投影して涙が流れる・・・というような事を指しています。

今回、レイさんがコメントに書いてくださった「あしあと」。

私は完全に自己投影して涙が出た事を自覚しました。ところが母にこのコメントを読ませたところ、やはり同じようにポロポロと涙が出て、やがて号泣に・・・。

母はこう言いました。

「私はこの詩を読んで自分自身をすごく反省した。私なんて全然まだまだおっくんにやるべき事をやりきれていないって思ったわ。もっとおっくんの為にやってあげなきゃダメだわ。私に比べて主の心の広さは・・・(泣いてしまって言葉にならず)」

私は「あしあと」が一つになってしまったのは自分自身だと思って読んで涙が出たのですが、母は「あしあと」が一つになり、辛い境地に置かれているのは、おっくんであり、一緒に歩いているのは母自身だと投影して読んだに違いありません。

介護は容易な事ではなく、日中毎日のようにおっくんと過ごす母は、ほぼ100%の介護を日々強いられるため、あまりにも聞きわけのない態度をおっくんが取ったり、換えたばかりのシーツに寝かせたとたんに漏らしてしまって汚してしまったり・・・、イライラしたりストレスが溜まったりするのは必然になってしまいます。

最近では私がおっくんに買って来た「千と千尋の神隠し」のDVDを1日中観ているらしく、それに付き合っている事にかなりのストレスが溜まってしまっていた母は、きっと自分自身の心の中まで責めて「あしあと」を読んで後悔して涙を流したのだと思うのです。

でも、こんなに明るくて頑張っている母は素晴らしいし、昔からずっと今も私たち家族にとっての誇りです。

今回また「あしあと」の読み方の違いにハッとさせられ、母から学びました。

母の愛って偉大ですね。私こそ「まだまだ」です。


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2010年 11/13 発見! 外人になっちゃおう!! [日記]

今朝、朝食を終えたおっくんと会話していました。

いつものように『〇〇姉ちゃんに会いたい』と、私の二つ年下の結婚して同居していない妹に会いたいという意思表示をするか、『眠い』と言うか、それすら家族以外の人には聞き取れないかも知れないような滑舌のレベルです。交通事故後、意識が戻って声が出せるようになってから一時期は回復が著しく、もっと聞き取れる状態だったのですが。
やはり、意識が殆どない時に入ったリハビリ病院からまた別なリハビリ病院へ入らせるべきだったのだと思います。

脳座礁による高次脳機能障害は、本当に奥が深いと言うか・・・、喜んだりガッカリしたりの繰り返しです。

今朝も文字盤を指さして何か伝えたり、かろうじて聞き取れる程度の単語を声を発していたのですが、ふと悪ふざけと言うか、思いついたと言うか(笑)

おっくんは事故以前から心療内科に通っていて、主治医の先生の名前が「オオイエ先生」と言います。

それで、ふと思いついて、おっくんに言いました。

「ねぇねぇ、おっくん。”オオイエ先生”って言ってみて」

おっくんは、いつものような聞き取れない滑舌で「オー・・・イェ・・・」と答えました。

そこで、「外人が日本語をしゃべるみたいに、ハイテンションで”Oh!イェーイ!!!”って言ってみて」

すると最初は照れ臭そうに「オーイェ・・」と小さい声で言っていたおっくんも、私がしつこく何度も超ハイテンションな外人の身振り手振りも交えて「Oh!イェーイ!!!」と言っては、おっくんにも大きい声で反復するように言ってオオイエ先生の名前を言わせました。10回くらいやったと思います。

もう殆ど悪乗りの世界で、ごめんなさい、オオイエ先生。。。

でも、しばらくすると、次第におっくんのオオイエ先生の名前「オオイエ」が普通に聞き取れるようになってきたのです。

これには傍で「先生に失礼だから、いい加減にやめなさい」と言っていた母も気づいたようで、黙認(笑)してくれました。

 

私たち健常者が大袈裟に発音(ゆっくりと大きい口を開けて)をやるような勢いで発語がうまく行かず、呂律・滑舌に障害が残っているおっくんのような場合は、これで丁度いいのでは?と気づいたのです。

これは良い発見!と、その後も「オオイエ」以外にもいくつか同じように他の言葉を話させましたが、いずれも同じような効果がありました。

この『外人のオーバーリアクションで片言の日本語を話すリハビリ』は、とても効果があると思います。

もちろんリハビリのST(スピーチセラピスト:話すことのリハビリを担う専門職)の先生がいろいろな工夫で話すリハビリをして下さっているのは素晴らしいですし、日に日に発語が上手になっているのも感じていますが、毎日接する家族ができる事があれば、もっと効果が上がるのではないでしょうか。

バカげていると思われる方もいるかも知れませんが、やってるこっちとしては楽しみながらでも結構必死にやってます。。。

明日の朝も同じようにハイテンションな片言の日本語を話す人を演じてみようと思います。

今日もそうでしたが、おっくんも私のバカっぽいオーバーリアクションに笑いっぱなし。かなり楽しい話すリハビリの時間でした。


2010年 11/11 今頃になって年金問題勃発 [日記]

会社の先輩が年金に関係するシステム開発の仕事に携わることになり、関連書籍で勉強しています。

そんな中、「弟さんは障害年金もらえてるんだよね?」との話があり、お金は母に任せてあったので、母に早速確認したのでした。

事故後にすぐに区役所の年金課に相談に行ったところ、「年金を掛けている期間が足りないので、障害者年金の受給対象になりません」という回答を得て、結局支給されていないまま今日まで来ているとのことでした。

「え~っ!?!?そんな話聞いてないよ!!!」

という話になり、今週末にも家中の関連書類を全部チェックすることに決めました。

どうやら事故直前の専門学校入学前に会社を少し早く辞めて、1~2カ月の不払い期間があった可能性が高いようです。

①社会保険庁のホームページによると、加入期間が事故前の段階で必要期間の3分の2ある

②もしくは、学生に対しては「学生納付特例制度」が必ずあるとの事で、申請して納付免除されている期間は保険納付済み期間と同等にみなす

 との事でした

どう計算しても足りず、①にも②にも当て嵌まりません・・・というような説明だったに違いありません。

今度会社を休んで、直接年金事務所に聞きに行こう(≠掛け合い)に行ってみようというj話になりましした。


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2010年 11/3 幼なじみのシゲちゃんは青年実業家 [日記]

先日のブログに書いた、おっくんの幼なじみのシゲちゃん(

http://brother-agent.blog.so-net.ne.jp/2010-10-31

)が、「北海道から取り寄せた毛蟹を食べさせてあげてください」と持って来てくれました。

そんなシゲちゃんと母、おっくんが雑談すること2時間。

母が「ところで、シゲちゃんは今なんの仕事をしているの?」と聞いたところ、兄弟共同出資で都内に数億円の費用を投じて老人ホームを経営しているとの事でした。

シゲちゃんと言えば、おっくんが小学生の頃によく一緒に問題を起こした、いわゆる悪ガキ的な存在で、中学3年頃から勉強に目覚めてしまったおっくんが進学校へ進んで以降は、時々遊ぶ程度で比較的疎遠になっていたのですが、時を経て、いい意味で想像もつかない進路へ進んだことを喜ばしく思いました。

シゲちゃんが、以前祖母が使っていた介護用ベッドがあるから使ってください、と言ってくれましたが、うちも祖母が生前使っていたパラマウントの介護用ベッドがあって足りていたので、丁寧に遠慮しました。

そうしたら、もし壊れたりしたらいつでも連絡ください、とっておきますからと言ってくれました。

持つべきものは友、という言葉をおっくんを見ていると本当に実感します。

友達に恵まれて良かったね!!と、おっくんに言ったら、ニコニコの笑顔で大きく頷いていました。


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2010年 11/1 介護タクシー不足に泣く [日記]

いつも気丈な母がこんな愚痴を漏らしました。

「介護タクシーの予約が全然取れないから、通所リハビリに普通のタクシーで通ってるけど、車椅子から乗せたり下ろしたり全部ひとりでやるのはもう限界・・・ヘルパーを頼まなくちゃ無理かも知れない・・・」

心底疲れてしまったと言うのです。

であれば、もちろん退院後すぐからリハビリさせる事は大切だと思うけれど、介護タクシーの予約が取れてから通わせたら?と提案したのですが、それに対する返答に驚きました。

直近の介護福祉タクシーの予約が次月の同一日である12/2の分まで待たなければならず、それすら朝から一斉電話予約しなければ取れないと言うのです。つまり、翌12/3の分を予約するためには、翌日また同じように朝から電話を掛けなければならず、それも競争率の高い中でのダイヤルとなる訳です。

これがこの先当分続くのかと考えるだけで気が重いと母が落ち込んでいたのも頷けます。
需要不足とは言え、タクシーはむしろ不況の煽りで空車が多い今日この頃。なのに、どうしてこのような事態となっているのか?

答えは簡単。介護タクシーを営んでいるタクシー会社が近隣のタクシー会社の中で1社しかないと言うのです。

日々の介護は、まさしく日々のもの。

私のように日中は会社勤めしている場合、どうしても在宅の母に負荷が偏ってしまう為、通所リハビリに通うだけでもかなり体力が要ります。

通うだけでも非常に家族に労力がかかるものです。
高齢化も進む中、日本の福祉の大きな課題を目の当たりにした気がしました。

他県も似たような事情を抱えているのかも知れませんが、都民として石原都知事に強く言いたい。

「都内の高齢化や障害者支援に向けて何の施策を持っているのですか?」と。

以前、移転前に高田馬場と目白の間に会社があった為、ときどき都電に乗って外出する事がありました。

都電を利用しなければ移動手段がないのか、車内は空席があって座ってもすぐにお年寄りが乗って来ては席を譲り、また空席が出来て座っても次の駅で席を譲り・・・の繰り返し。とうとう座るのを諦めたことが多々ありました。

便利と言われる都心ですら、都電の中だけでも、これだけ高齢者が溢れている訳です。

うちは偶然、弟の介護がきっかけで身体の不自由なお年寄りの気持ちや介護者の苦労と同じ苦労を知る事になりましたが、いざ同じ立場に立ってみると、福祉の遅ればかりが目につきます。

バスや地下鉄も同じです。

築地の移転が大切なのも分かりますが、東京オリンピックより、築地の移転よりも急務なことは高齢者・障害者福祉だと思うのです。都知事でなくとも、いまの現状を理解させたら、小学生でもどちらが急務なのか判断できるのではないでしょうか。

頭に来たので、通所のためのヘルパーさんを依頼する前に何か良い案がないか考えてみようと思います。どなたか良い情報をお持ちでしたら、ご教授いただけると助かります!


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2010年 10/31 幼なじみのシゲちゃん [日記]

おっくんには同じマンションに住む、幼なじみがいます。

名前はシゲちゃん。

小学生の頃、かなりやんちゃだったおっくんの悪友であり、盟友です。
お互い大人になって疎遠だったのですが、偶然ばったり車椅子でおっくんを支援センターから連れ帰った母&おっくんとマンションの下で会いました。

シゲちゃんは、おっくんを見るなりすぐに車椅子を押すのを代わってくれて、家まで入れて『困った事があったら遠慮なくいつでも言って下さい。車も出せますから』と言ってくれました。

おっくんに『ほんっとにおっくんは友達には恵まれたよね』と話しかけると、コクンと首を縦に振って大きく頷いていました。

私は毎朝出社前にジョギングしているのですが、起きる頃の6時くらいになると最近おっくんがベッドで『お姉ちゃん…』と呼ぶ声が聞こえるので、必ずジョギング前に『おはよう!』と声を掛けて、おっくんにも必ず『おはよう』を言わせるようにしています。
最近、日に日に滑舌がしっかりして来た感じがします。
しつこくマメに声を掛けて、返事をさせるのは大事ですね。
日々の私の日課であり、おっくんの日課でもあります。
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