2010年 7/12 リハビリ病院への転院 [日記]

今週の月曜,7/12におっくんは千葉の交通事故専門病院から他県のリハビリ病院へ転院しました.

 

転院の前の日,そして転院の朝,お世話になった病院の皆さんに温かい言葉をたくさん掛けて頂いて,母も感無量だったそうです.

おっくんとしては,2年お世話になり,生活の慣れた病院を離れるのはきっと不安もたくさんあったのだと思います.

母とは,「お世話になった病院の人たちに,近い将来必ず自分の足で歩いて,自分の言葉で相手に伝わるような発語でお礼が言えるようにしようね!」と心に決めて,決意を新たにしました.

お世話になった千葉の病院の最後の日に,私は仕事で迎えに行けなかったのですが,本当に感謝の気持ちでいっぱいです.

皆さん,本当にありがとうございました.

 

7/12の朝,病院を出発し,妹夫婦の運転の下,一路次の転院先となる神奈川県の病院へ向かいました.

その病院は,リハビリで有名な病院との事で,家からはかなり遠いものの,おっくんの回復と将来を願って,3カ月の短い期間ながら,家族みんなで転院を決めたのでした.

転院した初日は,予想以上の不安がおっくんを襲ったようで,ヨダレをずっと垂らしっぱなしにし,母に「お母さん,お母さん・・・」と懇願するようにすがっていたそうです.転院前の千葉の病院では,食事の時こそヨダレが出たりしたものの,日常生活でヨダレが出っぱなし,という状況は久しくありませんでした.

それだけ,神経が不安や,もうすぐ自分を病院に置いて居なくなる家族への思いでいっぱいになってしまったのだと思います.

 

今日(7/14),母はおっくんの所へ行き,身の回りの世話(洗濯等・・)したそうですが,やはり「お母さん,お母さん・・」が続き,「週末には自宅にまた一時帰宅するから大丈夫だよ」と声を掛けてはなだめ,また「お母さん,お母さん・・・」となる度に「週末に帰ろうね」と話しかけていたそうです.

今度のリハビリ病院は,週末はリハビリがない為,基本的にどの患者さんも一時帰宅が原則義務付けられています.

うちのように,病院まで3時間近くかかる遠方の患者にとっては,それも容易な事ではありませんが,高次脳機能障害には,帰宅頻度を上げる事で回復が早まるという病院の説明がありました.

また私たち家族もこれまでに何度か一時帰宅や温泉へ連れ出したりという家族での介護経験を通じて,1~2日の短い期間ながら一時帰宅で回復を感じる事が多々あった為,信じて頑張ろうと思っています.

 

ブログを読んで下さっている方からの励ましのコメントと,おっくんの回復への期待を支えにまた今週から新たな病院で,おっくんを見守りたいと気持ちを新たにしました.

改めてたくさんの人にお礼を言いたいと思います.

本当に本当にありがとうございます!

リハビリ病院は,私自身まるで知識もなく,どういう事をどの程度してくれるのか,またその効果がどの程度のものなのか分かりませんが,継続的にブログで状況を報告していきたいと思います.


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コメント 2

A・ラファエル

新しい生活に始まりは不安も多いでしょうが、
これが新たな刺激となってより回復へと向かわれることを
お祈りいたしております。
by A・ラファエル (2010-07-15 17:31) 

cana

A・ラファエルさん

こんばんは。

コメントありがとうございます!
不安はありますね。。。
でも、姉の立場で冷静に見守りたいなぁ、と思っています。
どんなに身近な身内であっても、結局のところ辛い思いは本人に代わって
あげる事はできないと、この2年ほんとに痛感しています。
自分のように考えてあげたいと思う反面、実際に本人と同じスタンスには
立てない訳ですから。

P.S.
モルダバイト、凄く印象的です。
画像が脳裏から離れないくらい。
アクセサリーを手作りする時にパイライトが好きでたまに使うのですが、
写真を見る限り、もっと強いインパクトを感じました。

by cana (2010-07-15 23:31) 

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