2010年 2/28 電話で脳に刺激を与えられるか [日記]
今日は全国的にチリ地震の影響で朝から津波警報が出ていましたね。
幸い湾岸を走る電車で病院まで通う事へ運行の影響が出ていなくて安心しました。
今日は、最近おっくんが『電話掛けたい病』で母の携帯を手にとっては『お姉ちゃんに電話したい!!』と繰り返すそうなので、ある試みをしようと思いつきました。
高次脳機能障害は、物事に集中できなくなったり、ワガママがひどくなって態度に現れたり、物事に興味が持てなかったり、記憶力が低下したり……、挙げたらキリがないくらいの後遺症を脳に与える途方もない病です。
ですが、おっくんは最近ウチに帰りたいがあまり、電話を掛けたがり、その思いは常に持続している訳です。
であれば、それを逆手に取って、おっくんの脳に何か刺激を与えられないか?
…という考えから思いついたのは、"紙に書かれた電話番号にダイヤルするよう促してみる"というシンプルな試みでした。
試みる手順は以下の通り。
母がおっくんに携帯と謎の携帯番号が書かれた紙を渡す
紙を受け取ったおっくんには、番号の相手はおっくんがよく知ってる人だけど、おっくんに恨みがある女性みたいで電話が欲しいと言って来てる、と意味深な説明をする
おっくんは頭でいろいろ思い当たる過去を考えながら恐る恐るダイヤルする……、不安とワクワクとドキドキで相手が出るのを待つ
電話に出た相手の女性は、あたかも過去におっくんにフラれたかのごとく話し始めて、『私の声を聞いて誰だか分からないの』と何度か考えさせる。その結果分からないようなら軽くキレてみる……ところが。。。
実は何て事ない、電話の相手は姉である私だったとバラす
と、こういう流れです。
で、実際に今日の昼間、病院に行った母が携帯と電話番号が書かれたメモをおっくんに渡し、手順どおりに電話させてみました。
私:『・・・もしもし?』 ※声色を変えて電話に出る
おっくん:『・・・・・」
私:『もしもし? 誰ですか?』
おっくん:『・・・お姉ちゃん!』
私:『・・・・』
おっくん:『お姉ちゃん!お姉ちゃん!・・・』
私:『・・・な~んだ。もうお姉ちゃんってバレちゃったの~?』
おっくん:『お姉ちゃん・・お姉ちゃん・・』 ※繰り返しているうちに家に帰りたいと泣きだしてしまい、試み終了。
せっかく声色も変えたのに、アッサリすぐにバレちゃいました。
でも、番号を見ながらダイヤルしている表情は真剣そのもので、携帯の番号も押し間違えずに一発で番号を押せたのだそうです。
イマイチ、もうちょっと長くおっくんの脳に血流が回るくらいジラしたかったのですが、次回やる時はもっとバレないような方法(ヘリウムガスでも吸ってみたり??)を試してみようと思います。
コメント 0